私達ができる事

4月17日にやっと福岡に避難できた私達

阿蘇からどうやってでればいいのか?

どの道が通れてどこが通れないのか?

妊娠7ヶ月

ストレスで張ってくるお腹

祈る様な気持ちで阿蘇を出ました。

ただ避難して来ても落ち着かない気持ち

まだ、阿蘇で頑張っているお世話になっている方や

仲間がたくさんいる

何もせずに家にいる事ができませんでした。

18日

いつもお世話になっているアルバスさんにお願いして

場所を借りて物資を集める事にしました。

18日のお昼から19日の19時までという時間で

なんと200人ぐらいの方がアルバスさんまで

物資を持って来ていただきました。

本当にありがあたく感謝の気持ちでいっぱいになりました。

何度も来てくれる方もおられました。

わざわざ遠くのお店を回って集めて来てくれる方、

初めて会うのに一日ずっと仕分け梱包を手伝ってくれた方

メッセージ付きの段ボールにいっぱいの物資

たくさんの愛を託されました。

私達自身たくさんの元気をもらえました。

今回、これだけの物資が集められたのも

アルバスさんの協力が大きいです。

ただ、アルバスさんと繋がりを持てたのは

私達が0291factoryをやっているからです。

地震後たくさんの0291factoryを応援してくれている方

からのメッセージをいただきました。本当に嬉しかったです。

そこで思ったのです。

絶対に0291factoryを止めてはいけないなと!

私達は色々な方に支えられ応援していただいている事を

震災を通して改めて感じる事ができました。

だから進み続けます。

それが私達に今出来る一番の恩返しだと思って頑張ります。

そんな私達0291factoryを見守っていてください。

私達を応援してくださるすべての方に

愛をありがとう!!

 

 

 

20日

バン二台をパンパンにした物資を持って

南阿蘇へ

私達の住んでいる集落は、被害のひどい黒川地区の横にあり

南阿蘇の端っこの方です。

この日まず私達の住んでいる下野地区に物資をおろし

消防団をやっている知り合いに黒川地区にも持って行ってもらいました。

私達の下野、黒川はお年寄りが多く物資を取りに来れない方が多くおられます。

地域の方に協力いただき配っていただきました。

御協力感謝いたします。

多くの食料をおろして次に私達の地区の反対側にある地域へ

山の反対側の地域で、いつもなら30分の道のりが

道路の寸断に伴い山越え1時間半かかりました。

ここでは、小さな子供を持つ方々のコミュニティーを持っている所へ

おむつや離乳食、衛生用品などを中心に届ける事ができました。

子供達の笑顔を見る事ができこっちが勇気づけられた気がします。

今回

このタイミングで持って行けた事は凄く良かったと感じました。

この日の3日後には物資が自衛隊から届き余るぐらいになったという事です。

震災後、一週間!!

この時期に持って行く事が重要だという事を今回の経験で実感しました。

一日一日、変わって行く状況の中で物資集めに期間をかけてしまうと

持って行った時にはもう足りすぎてて、逆に邪魔になるという悲しい

現実があります。また、阿蘇には水と米は何処にでもあります。

なのに自衛隊から最初に届いたのは米と水だったそうです。

地域性も考えなければなりません。

大きな災害がこのごろ多く、そのたびに日本人の優しさを感じます。

たくさんの方の善意を無駄にしない仕組みを国が作ってくれればと祈ります。

私達の支援活動は小さい物でしたが御協力と

応援くださったすべての方に心より感謝いたします。

本当にありがとうございました。